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感染者に対する差別をなくすために

経営者・総務人事担当者のみなさま、新型コロナウイルス感染者の増加に伴い、 身近なところでも感染する人がいるかもしれません。感染しても、回復すれば 元通りに働けます。安心して働ける職場づくりが必要です。

1.課題の背景: 新型コロナウイルスに限らず、感染症は人との接触によって起こります。 感染症に対する不安から、患者さんに対する忌避、嫌悪を抱く人もいます。 職場において、感染者というだけで心ないことを言われた、治癒後にも出勤を 拒まれた、というような差別をされたという方がいらっしゃいます。どんなに 気を付けていても感染してしまうことはあります。 感染者が差別されることで、体調不良を感じても言い出しにくくなって、結果 として集団感染を起こしてしまう可能性があります。感染拡大防止対策と、個 人への攻撃が混同されないようにしましょう。


2.企業でできる対策:

〇正しい知識を持ち、感染者を排除する必要がないことを理解する

〇日頃の感染拡大防止対策を徹底する

〇感染することに強い不安を感じる従業員に配慮する 感染者に対して差別や偏見が起こるのは、見えないウイルスに対する不安・恐 れがあり、ウイルスに関する人や物を遠ざけようとする気持ちや行動が行き過 ぎてしまうことも一つの要因です。不安や恐れは自分の身を守るために必要な 感情ですが、感情に振り回されないためには正しい知識、他者の気持ち・状況 への想像力を持つことが大切です。感染拡大防止対策を徹底することで不安を 低減します。同時に、不安を強く感じている人もないがしろにしないようにし ましょう。


2‐1.正しい知識を持ち、感染者を排除する必要がないことを理解する 新型コロナウイルスに感染し発症しても、回復すればウイルスの排出はなくな ります。軽症であれば、発症から8日経過すればウイルスの排出は低下します。 症状消失後72時間経過していればさらにウイルスの排出が減少していると考え られます。つまり、回復者は他人に感染させることはありません。

□感染者が職場に復帰するのは他人に感染させる恐れが無くなってからである ことを従業員に周知する

□誰でもどんなに気を付けていたとしても感染する可能性があることを理解する


2‐2.日頃の感染拡大防止対策を徹底する 万が一従業員が感染しても、他の従業員に感染が拡がらないような対策を徹底 しておくことで、不安を低減できます

□職場での感染は休憩室や食事で起こりやすいため、マスクを外す飲食時には 会話を控えることを徹底する

□人と会話するとき、電話で話すときは必ずマスクを着用する

□咳や咽頭痛、発熱などの症状がある場合は休めるようにする

□症状が咳や咽頭通程度で軽く、どうしても休めない場合はマスクの着用、手 洗いを徹底し、他の人と一緒に食事しないようにする

□アレルギーや知覚過敏などの理由でマスクを着用できない従業員がいる場合 は、人との距離を保つことができるように工夫する(孤立しないように注意  する)


2‐3.感染することに強い不安を感じる従業員に配慮する 感染に対する感じ方は人それぞれです。強い不安を感じる人もいることを理解 し、お互いに受け入れあえる環境を作るようにします。 □感染リスクの感じ方には個人差があることを企業全体で共有し、自分と違う 感じ方の人を揶揄したり、攻撃したりしないように徹底する

□他人を誹謗・中傷するなどの行為については断固とした処置を行うことを周 知する

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